12月5日、夢の島マリーナで2009年に向けたヤンマーの販売店会議に出席しました。世界的な不況の中で、趣味の釣りに支えられたフィシャーマンボートは根強い人気があり、この不況下でもそこそこ売れているようで、ありがたいことです。2009年には価格を意識したEF-24(HUNT24)と航続距離を長く取るため燃料タンクを500Lから800Lに変更した、EX-40がでてきます。。まだ全貌は出ていませんがファミリーフィシングクルーザータイプ(多分マリンハンターシリーズ)の33フィート(この船はボートショーに発表になります)が2009年のヤンマーの新商品です。
試乗の折、先にボートクラブで紹介された、マロール社とヤンマーで共同開発した釣楽リモコン搭載艇を試乗しました。深場やヒラメ、カワハギ、イカなど流し釣りにスパンカーと併用すると便利な商品です。設定をしておけば操船者も以前よりは楽に釣りができます。これはあらかじめニュートラルと前進ギヤの出し入れをタイマーで設定し風や流れの強度によりダイヤルで調整、自動的に船の位置を固定する装置です。トローリング装置や潮立て装置より簡単に使えると思われます。しかし、この装置でもただスイッチを入れるだけでは使えず、風や流れの強さに応じたダイヤル位置を覚えなければなりません。また、メーカーでは基能的にはどの機関でも使用できますが、出来ればトローリング装置付きの船につけてほしいそうです。これは多板式のクラッチとコーンクラッチの違いでタイマーによりギヤの入れ、出しが頻繁に行われますのでコーンクラッチの使用過多によるすべりが出る可能性を考えてると思います。コーンのすべりはメーカーの使用材質や機構により違いますので、どの位使用するとすべるかデータ-は出ていませんが、バックで風に合わせながらギヤを出し入れしている事をすでにしていますので同じ事だと思います。もし滑ったら部品を交換すれば直ります。タイマーのセット価格は¥262,500。この他にギヤ、スロットルの2レバーリモコン、ケーブル、取り付け工賃がかかります。(写真はFX-27に付けられた釣楽リモコン)